引越し作業でトラックを停めるなら必見!道路使用許可の申請方法を解説


引越し作業で必要な道路使用許可とは
「引っ越しトラックを家の前に止めたいけど、少し道路にはみ出るかも…」
「敷地に入らないから道路に停めたいけど、それって違反?」
そんな事ってありませんか?
引越しの際には、荷物の搬入・搬出や作業車の駐車のために、一時的に公道を使わざるを得ない場面があります。
そんな時に必要になるのが「道路使用許可」です。
今回は、引越しにおける道路使用許可の基礎知識と、実際の申請方法、近隣住民への配慮についてもお伝えします。
引越しで道路使用許可が必要なケース
道路使用許可は、道路交通法に基づき、警察署が発行する許可です。
引越し作業の中で、次のような場面では申請が必要になることがあります。
- トラックが敷地に収まらず、車道や歩道上に一時的に駐車する
- 荷物の搬出・搬入により一時的に歩道に荷物を置いたり、歩道・車道での積み込み作業が必要になる
- パイロンやカラーコーンを設置して作業スペースを確保する
たとえ短時間でも、公道上で作業や駐車を行う場合には「道路使用許可」が必要です。
無許可のまま作業すると、取り締まりや近隣とのトラブルの原因になる可能性もあります。
新居に入居するタイミングでのトラブルは絶対に避けたいですよね。
なので、道路使用許可が必要になるかどうかはしっかりと事前に確認しましょう。
敷地内で完結する場合は不要
引越し車両の駐車や作業がすべて自宅やマンションの敷地内で完結する場合には、道路使用許可は不要です。
しかし、賃貸住宅の場合は家主や管理人さん等に事前に話をしておいた方が良いでしょう。
あなたが入居する事は知っているはずですが、いつ作業をするかまでは知らないケースも多いです。
転居の際に利用した不動産仲介業者に話をしてみてください。
引っ越し作業でトラブルになった話を聞くことも時々ありますよ。
道路使用許可は誰が申請するの?
自分で引っ越しをする場合はあなたが申請者です。
引っ越し業者を活用して引っ越しを行う場合はその業者へ確認してみましょう。
大手の引越し業者さんの場合、事前に道路使用許可を申請してくれることもありますが、小規模な引越し業者さんは道路使用許可は依頼者が行うケースもあります。
珍しい話ですが、そもそも道路使用許可自体を知らないという引越し業者さんもいるみたいです。
道路使用許可の申請先と手続きの流れ
申請先は、作業を行う場所を管轄する警察署の交通課です。手続きの流れは以下の通りです。
- 事前相談
- 作業日時や場所を伝えて、警察署に相談しておくとスムーズです。
- 申請書の提出
- 書式は警察署で入手できます。
作業の詳細(時間・場所・内容)を記載し、必要に応じて現場図や車両配置図を添付します。
- 書式は警察署で入手できます。
- 審査と許可
- 通常、申請から数日程度で許可が下ります。
余裕をもって1週間前には申請しておくのが安心です。
- 通常、申請から数日程度で許可が下ります。
- 許可証の交付・携帯
- 作業中は許可証を現場に掲示し、警察官が確認できるようにします。
近隣住民への配慮も大切
繰り返しにはなりますが、引越し作業では、騒音や通行の妨げなどどうしても近隣に影響が出る場面があります。
道路使用許可があっても、事前に近隣住民へ「〇日に引越し作業があります」と一声かけておくだけで印象は大きく変わります。
また、マンションに管理組合がある場合は、建物側の使用申請や届出が必要なこともあるため、こちらも併せて確認しておくと安心です。
まとめ
道路上での引越し作業や車両駐車が発生する場合は、必ず「道路使用許可」を取得しておきましょう。
ワークスハブ行政書士事務所では、引越しに伴う道路使用許可の申請を代行しています。
忙しい引越し準備の中でも、スムーズに手続きを進めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
